金平糖の由来や語源とは?作り方はどうしてる?カロリーは?
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口に含むと、懐かしい甘さが広がる金平糖は、
日本古来のお菓子だと思っていませんか?
すっかり日本のお菓子として、
広まっている金平糖ですが、
じつは 海外から伝わったもの なんですよ。
今でこそ、古くからあるお菓子となっていますが、
日本に伝わってしばらくの間は、
ほとんど馴染みのないものだったので、
珍しがられたようです。
金平糖の由来
金平糖と原型になったお菓子が
日本に伝わった起源をさかのぼると、
1569年 にまで時間を巻き戻さないといけません。
当時、日本にキリスト教の布教のために渡ってきた
ポルトガルの宣教師 は、日本での布教活動の許可を
織田信長に願い出ることになります。
織田信長 は、戦国時代の中で、
もっとも天下人に近い人物でした。
しかも、新しいことに興味があり、
好奇心旺盛なので、海の向こうから来た人に、
聞いてみたいことが山ほどあります。
そこで面会が許されたわけです。
その時、ポルトガル人の宣教師が
織田信長に献上 したのが、
ポルトガルのお菓子でした。
ポルトガル語では、
お菓子のことを コンフェイトス と呼びます。
その発音が 金平糖の名前の由来 なのです。
430年以上も昔に、 初めて口にした海外のお菓子の味 に、
とても驚いた織田信長が、その後に金平糖を日本でも作らせて、
それが今の世にも、脈々とつながっているのです。
金平糖の作り方
金平糖の材料は、ザラメと糖蜜 です。
銅鑼 という大きな釜の中に、
ザラメを入れます。
釜はゆっくりと回っていて、
加熱されています。
ザラメを核として、
釜の中を回りながら、
糖蜜が入ることで徐々に 糖蜜がコーティングされて いきます。
それを繰り返しているうちに、
金平糖ができあがります。
金平糖の角ができる理由
金平糖には、つぶつぶの 角 があります。
その角があることが、 金平糖の特長 ですから、
それがないと話になりません。
しかし、銅鑼と呼ばれる大きな釜の中で
ゴロゴロと回っているうちに、
どうして角ができるのか、不思議ですよね。
角ができる理由に関しては、
金平糖を作る職人さんにも、
明確な理由は説明できないそうです。
有力な説としては、
ゴロゴロと動いているうちに、
糖蜜が釜に張り付き、
それが 点 となり、角になって凹凸が大きくなる というのが、
一般的な説となっているようです。
ちなみに、金平糖の角の数は、
17個~36個 くらいです。
後からつける角ではなく、
製造段階で作られる角なので、
いくつの角ができるのかは、
出来上がらないとわからないのです。
金平糖のカロリー
金平糖の材料は、
ザラメと糖蜜というシンプルなものですが、
糖分のかたまりですから、
カロリーは低いわけではありません。
100gで200kcal 程度です。
しかし、大量に食べるものではないので、
上品な甘さを少し楽しむものです。
バターなど、脂質を使うお菓子に比べれば、
ダイエット中にも怖がるようなお菓子ではないと思います。
まとめ
金平糖は、 結婚式の引き出物にも使われます し、
控えめでありながらも、 高級で上品なお菓子 です。
ちょっとした手土産にも、
品の良さを感じさせるのではないでしょうか。
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