落雁とは?美味しい食べ方!お盆に供える意味は何?

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落雁は、お茶席に添えられるお菓子の定番です。

茶道を少しでも教わったことがある人なら、
落雁をお点前に供されることがあるのは
ご存知のことだと思います。

茶席だけじゃなく、
仏事にも落雁が用いられることが多く、
高貴なお菓子のイメージを持っている方も多いのでは。

落雁の材料は?

落雁は、米などを原料にした澱粉に、
水あめやお砂糖などを混ぜて着色し、
それを 型に入れて干して固めたお菓子 です。

地方によっては、型に入れて蒸したものを
乾燥させて作ることもあります。

仏事のお供えに用いられる理由とは

落雁は、神社やお寺のお供え物
よく使われることがあります。

私はお寺で説法を聞くのが趣味なのですが、
お茶と一緒に落雁が添えられることがとても多いです。

落雁を お盆に供える 地方もあるみたいですね。


落雁が仏事のお供え物にしやすい理由として、

1.乾燥しているので 日持ちしやすい こと
2. 色彩が美しい ので仏様に喜ばれる
3.果物など型があればお供えしたい 食べ物に形成しやすい こと

このような理由があげられます。

お盆には、 沢山の食べ物で仏様をお迎えしたい ということで、
落雁は食べ物が 傷みやすい時期 にもお供えしやすいのでしょう。

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落雁は子供には不評?

日本古来のお菓子には、
落雁のようなほぼ作り方も変わらないものがあります。

今の世の中は、甘いお菓子も
和洋折衷で、楽しみ方もイロイロあります。

甘い食べ物に、感覚が麻痺しているのか、
甘さ控えめ 」の方が上品なんて言われることも。

落雁は、 素朴でほのかな甘さが上品な和菓子 ですが、
甘いお菓子の味をイロイロ知っている 現代の子供 には
たしかに 不評 なのもわかります。

しかし、甘いものがとても貴重な時代には、
贅沢なお菓子 でした。

高貴な方たちの道楽と言われていた
茶の湯の席に添えられた のも
落雁がいかに贅沢なお菓子であったのかを
表しているのではないでしょうか。

日本で有名な落雁

ここからは、有名な落雁 をご紹介します。

石川県 長生殿


北陸の小京都、加賀百万石の金沢にある
森八の長生殿は、 三百年以上製法を変えず に、
伝統的な製法を守っています。

前田家三代目藩主の前田利常
考案したと伝わる落雁です。

とても由緒ある落雁なので、
金沢土産としては、とても上品なものです。

新潟県 越乃雪


米どころならではの、 越後のもち米 を使った落雁です。

江戸時代には、 長岡藩 が、
贈り物に使ったことで、
全国に越乃雪というお菓子が広まった と言われています。

京都府 花面


京都には、落雁を販売する老舗の菓子店は
数えきれないほどあります。

その中でも、 創業天保20年
まだ新しいお店なる 長久堂の花面 です。

能や狂言に使われる面の細工 をした型で作る落雁は、
京都の職人ワザが光ります。

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