くわいの食感を生かした調理法とは?栄養やカロリーはどのくらい?
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くわい と聞くと、
お正月のお節料理のイメージが強い ですよね。
他にはあまり聞いたことがないかもしれません。
今日は、そんなくわいのことを、
少しだけご紹介したいと思います。
<くわいという野菜>
9月ごろから春先まで収獲される くわいは、
もともとは 中国原産 で、
オモダカ科の水生野菜 。
外見はサトイモのとうな球形をしています。
栽培されているのは、
何と 中国と日本だけ とか!!
中国産は「白くわい」 、
日本産は「青くらい」 と呼ばれています。
中華料理にもよく使われていますが、
シャキシャキとした独特の食感 です。
主な3種のくわい
・青くわい
青色。 日本産 で、主にお正月のお節料理に使われます。
・白くわい
白色。 中国産 がほとんどで、青くわいよりも硬めで大きめ(楕円形)。
・吹田くわい(ヒメクワイ・アメクワイ)
大阪府吹田で栽培される 少し小ぶりのもの。その歴史は古く、万葉集にも出てくるそうで「 なにわの伝統野菜 」としても有名です。青くわいよりも小さく、甘みがあって栗のようなホクホクした食感が特徴です。
<くわいの栄養価>
くわいは 意外と栄養価が高い のです!
でんぷんが主成分の 炭水化物 で、
サツマイモの約5倍の たんぱく質 を含んでいます。
若干 ビタミンB1 を含みますが、
他のビタミン類はあまり含まれていません。
しかし、 カリウムや亜鉛・葉酸 などの、
ミネラルが多く含まれています。
クワイ100 gあたりの栄養素
カロリー:126 kcal
脂質 0.1 g
ナトリウム 3 mg
カリウム 600 mg
亜鉛 2.2 mg
炭水化物 26.6 g
水溶性食物繊維 0.6 g
不溶性食物繊維 1.8 g
タンパク質 6.3 g
くわいの栄養価
カリウムは、ナトリウム(塩分)を排出する働きがあるので、
高血圧 の方にはおススメの食材です。
また、 動脈硬化予防 にもいいですね。
食物繊維も豊富なので、
便秘改善 にも効果があり、
コレステロール値を低下 させる効果もあります。
<くわいの調理法>
勢いよく芽がでることから、
縁起がよい ということで、
日本ではお正月のお節料理に使われるようになりました。
お節料理では、
煮物 や 酢の物 として入っていることが多いですよね。
ハスのように、
輪切りにして揚げただけでも美味しい ですよね。
他にも、 くわいのコロッケ などはおススメの一品です。
シャキシャキとした食感が、
普通のコロッケとちょっと違って、
小料理屋さんで出てくるような一品になります。
また、 くわいご飯 も美味しいですよ!
しょう油・みりん・酒の出汁でご飯を炊きます。
くわいは適当なサイズに切って素揚げしておき、
炊き上がったご飯に混ぜるだけ。
食感を楽しみながら美味しくいただけます。
中華の味付けで、
豚肉や牛肉と炒め物 もおススメです。
ピーマンや人参などを入れて色味を加えると、
ちょっと 本格的な中華の一品 になります。
アクが強い ので、調理する前に お米のとぎ汁で一度煮てアクを取り 、その後冷水にさらします。ここで手を抜くと、苦味が残るので要注意!
<普段のお料理にもぜひ~!>
お正月のときくらいしか食さなかった方も、
普段でもぜひお料理してみて ください。
使い方としては、
普段イモ類を使うお料理に、
代わりにくわいを入れてみるのもいいかもしれません。
何よりも食感が楽しい ので、
いつもと違った一品になると思います。
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