ウイルス性胃腸炎の大人の症状とは?発熱がある時に食事はどうする?
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ウィルス性胃腸炎 には、
ノロウィルス ・ ロタウィルス ・ アデノウィルス など、
いくつかの種類があります。
その中でも ノロウィルスは主に大人に感染するもの で、
毎年秋から冬にかけて多くの人が発症する疾患です。
ここでは、このノロウィルスについて、
その 症状や発病時の食事 など、
少しご紹介したいと思います。
<ノロウィルスって?>
ノロウィルスの感染経路は、
主に2つあります。
1 経口感染 : 食物や水を経由して感染する
2 空気感染 : 感染者の糞便・嘔吐物などからの二次感染
経口感染
生のカキやあさり・しじみなどの二枚貝からの感染 です。
海水にノロウィルスが繁殖、それがカキや二枚貝の中に蓄積し、
それを人間が食することから感染します。
空気感染
感染者の糞便や嘔吐物が適切に処理されないこと で、
二次感染につながることがあります。
処理されなかったものが 乾燥して微粒子 となり、
空気中に飛散 することで、
それを空気と一緒に吸い込んで感染してしまうのです。
潜伏期間と症状
いずれの感染経路を経ても、
18時間から48時間の潜伏期間 を経て発病し、
下痢や嘔吐・腹痛・発熱などの症状 が出てきます。
症状はその人の体力や免疫力によっても様々ですが、
重症になると、下痢と嘔吐が続き、
トイレから出られなくなるほどひどいケースもあります。
この場合、 脱水症状が激しくなる ので、
高齢者や体力が落ちている人は、
命に関わるような状態 になることもあります。
あまり 症状が重い場合 には、
すぐに医療機関での診察 を受けてください。
口から食べ物や飲み物が摂れないと、
さらに体力が落ちて、
ますます脱水症状が進んでしまいとても危険です。
下痢止めや吐き気止めの薬 を服用し、
点滴 で 栄養や十分な水分補給 をしてください。
それほど 症状がひどくない場合 には、
できるだけ早く体力回復に努めましょう。
そのためにも、
口から 何か栄養になるもの を入れなければなりません。
では次に、改善のための食事内容などをご紹介しましょう。
<回復のための食事はどんなものを?>
自然治癒力
一日も早く治すには、
下痢や嘔吐で失ってしまう 水分 を、
しっかりと補給することです。
あまりにも重症の場合を除いて、
下痢止めや吐き気止めの薬 は、
あえて服用しなくてもいい でしょう。
カラダは自己治癒 の過程で、
体内のウィルスを排出するために、
下痢や嘔吐という方法で戦っています。
それを無理に薬で抑え込んでしまうと、
排出を妨げることになり、
返って 治癒の邪魔 をしてしまうのです。
しかし 水分補給はできるだけマメに しましょう。
下痢や嘔吐で失った、
体内の電解質(塩分やカリウムなど)やミネラルを補給するために、
スポーツドリンクなどがおススメ です。
一度にたくさん飲まなくてもいいので、
少量ずつ何度にも分けて飲むといいでしょう。
食事は少量から・・・無理に食べない
当然あまり食欲はないと思うので、
無理に食べることはありません 。
しかし、少しでも気分が回復したら、
消化の良いものから少しずつ食べ始めましょう 。
例えば、 リンゴをすったもの や、
バナナをつぶしたもの は、
食べやすくまた胃腸にあまり負担をかけないので、
少量ずつ、何回にも分けて食べるといいでしょう。
この間、チョコレートなどの甘いものや、
ポテトチップなどの脂肪分が多いものは避けてください。
こうした ジャンクフード は、
症状を長引かせたり、
また悪化させることもあるので、
絶対に控えてください 。
少し回復してきて、
もう少し食欲が出てきたら、
お粥 や うどん など、
消化の良いものから食べはじめましょう。
具はできるだけ小さく刻んだもの を入れ、
タマゴなど滋養がつくものを入れるといい でしょう。
これもまた、何度にでも分けて、
少量から食べてください。
微熱があるとカラダは冷たいものを欲しますが、
冷たい飲み物や食べ物は刺激が強い ので、
弱っている胃腸にはよくありません。
また コーヒーや紅茶・ウーロン茶 、
オレンジジュースなど柑橘系のもの も、
刺激が強いので控える ようにしましょう。
<予防が大切!>
冬場は寒さのために縮こまって動かなくなりますよね。
運動量が減って体力も落ちて しまいます。
また空気が乾燥し、
ウィルスが空気中に飛散しやすい環境 でもあります。
こんなときだからこそ、
積極的にカラダを動かして免疫力を上げ 、
たっぷりと 睡眠をとって体力を温存 しましょう。
また栄養のあるものを食べて、
カラダの中にウィルスが入るスキを与えないよう、
日ごろからしっかり予防して おきましょう。
参考リンク!! ↓↓↓
ウィルス性胃腸炎の潜伏期間は?空気感染が原因?
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