除夜の鐘を英語で言うとどうなる?108の煩悩の意味や由来とは?
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毎年 大晦日の夜 は、
「 紅白歌合戦 」を見て、
そのあと 除夜の鐘を聞きながらお風呂 に入る、
というのが 我が家の年末の行事 でした。
お風呂の中で、
「除夜の鐘」が108回鳴ることや、
どうして「108回なのか?」など、
母や祖母に聞かされたものです。
なつかしい昭和の時代・・・ 。
おっと、思い出話はこっちに置いておいて・・・。
どうして「 108回 」なのか、
大人になってもう一度調べてみることにしました。
<除夜の鐘とは?>
古くは中国の宋の時代に日本に伝わったと言われていますが、
今では 日本仏教 において、
年末年始にかけて行われる年中行事のひとつ とされています。
つまり『 日本独特 』の習慣なのですね。
そもそも「除夜」には「 大晦日の夜 」という意味があり、
その夜に撞(つ)かれる鐘なので、
「除夜の鐘」と呼ばれるようになりました。
大晦日の24時を挟む時間帯に、
お寺の梵鐘を108回撞きます。
<108回の意味や由来は?>
多くのお寺で108回撞かれる除夜の鐘ですが、
この「108」という回数には、
いくつかの説 があります。
煩悩の数が108
人間の煩悩 は・・・
「身・意・眼・鼻・耳・舌」の六根。
その各々に「好・悪・平」があり、全部で18種。
その18種に対して「浄・染」の2種があり、36種。
この36種を「前世・今世・来世」に分けて、108となる、
という考え方 。
四苦八苦
人生には苦労が付きもの。
人は四苦八苦しながら生きている 。
それを掛けて足したもの・・・4 x 9 + 8 x 9 =108
という考え方 。
一年間
一年間の 季節や気候を表す数字 ・・
12の月、24節気、72候を足したもの、
という考え方 。
こうして、 日本の生活に根付いた慣習 の中にある、
いろいろな数字を足したり掛けたりしてみると、
不思議なことに「108」という数字になる のですね。
<除夜の鐘って英語で何て言うの?>
「108つの除夜の鐘」は、
日本仏教に基づいたものなので、
海外では聞くことができません。
でも、近年 国際交流が盛ん になり、
お互いの文化を紹介する機会も増えたので、
そんなときに「除夜の鐘」の説明をすることがあるかもしれませんね。
そんなときには、
「 Joya no Kane 」と、 まずは日本語で説明 しましょう。
今や「Sushi」や「Tofu」「Karaoke」などと、
日本語がそのまま英語表記になっているものも増えています。
最初に正しい日本語発音を教えてあげた上で、
その説明をしてあげましょう。
その時に使えるのが、
「 New Year’s Bell 」です。
直訳すると「新年の鐘」ということになりますが、
ここで、煩悩の話や、
日本の四季の話、
または四苦八苦の説明などしてあげるといいでしょう。
かなり大変な説明になると思いますが、
英会話の勉強にはとても役に立つと思いますよ~!
<108つの鐘に思いをはせて・・・>
いかがでしたか?
108つの除夜の鐘をちゃんと最後まで聞いたことがない方も、
今年の暮れには、
その 意味に思いをはせて耳を傾けてみませんか?
お寺によっては、
実際に鐘を撞かせてくれるところもあるので、
自分の煩悩を浄化する 意味でも、
一度撞かせていただくといいかもしれませんね 。
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