入れ歯のお年寄り向けの献立とは!歯にやさしい食事3つのコツ
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今日は、入れ歯のお年寄り向けの献立をテーマにしていきたいと思います^^
お年寄りは入れ歯で食事しにくいので歯にやさしく、食べやすい食事の
方が良いですよね。
歯があるうちはわかりませんが、硬いものはやはり食べにくかったり…
というわけで、お年寄りにとってやさしい食事についてまとめていきます。
入れ歯のお年寄りの食事の3つのポイント
歯でものを噛んだりするので、歯がないと実はとても大変。
歯がないとしゃべれないし、実は歯ってとても
大切なものなんですよね。
お年寄り世代になると、歯が抜けてしまったり、
歯周病や虫歯の影響などで、
入れ歯を使用している方も増えています。
入れ歯が合っていないと、ものを食べたときに痛みがあったり、
うまく話せなかったり、食事をおいしく味わうことが苦痛になってしまいます。
そうすると、栄養が補えなくて体調不良の原因にもなります。
なので、入れ歯自体、定期的に健診をうける必要があります。
また、入れ歯の人はやはり食べるときが難しいもの・・・
入れ歯の方の食事で気をつけるべきポイントをあげていきます。
1・食べ物の硬さ
入れ歯の方は、硬いものを食べると、入れ歯が外れやすくなります。
そして、お年寄りの場合、顎の力が衰えているので、
うまくものを噛むことができません。
なので、野菜なども生の状態ではなく、
煮込み料理にするなどして柔らかいものにします。
2・食べ物の大きさ
食べ物の大きさも重要です。
大きすぎてもダメですが、小さすぎるものも入れ歯の方にとっては実は不向き。
みじん切りなど小さすぎると、逆に口の中でまとまらないために飲み込みにくくなります。
また、入れ歯の間に挟まってしまったり。
なので、小さめに切るのも大事ですが、
薄すぎたり、みじん切りレベルまで小さく切らないように注意が必要です。
3・食べ物の温度
入れ歯の方は、温度を感じにくくなっているので、
熱すぎるものはあらかじめ冷ましてからあげるようにします。
一気に口に中にいれて、やけどをしてしまう可能性も
あるのです。
食事を作って、提供してあげる人がこのポイントに
気を付けてあげてください^^
お年寄り向けの食事とは?
入れ歯の方向けのポイントをお話しましたが、
お年寄りは、趣向に偏りがでてしまって塩分過多になってしまったり、
栄養不足になってしまったりします。
また、パンやごはんだけなど、炭水化物だけに偏ってしまうことも
あるので、バランスよくとる必要があります。
基本的に気を付けるのは
主菜(たんぱく質や脂質)
副菜(ビタミンやミネラル)
のバランスです。
主食
ごはんやパンですが、なるべく柔らかいものにします。
ごはんはおかゆ状にするのが良いですね。
逆に弾力がある硬めのパンやスパゲッティ、ラーメンなどのものは
噛みにくいので避けるようにします。
チャーハンやピラフなども具材が細かいために、
入れ歯と粘膜の間に挟まりやすく、
ぼそぼそして食べにくいので避けた方が良いですね。
主菜
食べやすいものとしては、
ミンチ状のものがあげられます。
なのでミートボールやハンバーグなどのお肉をミンチしたものから
作られているものは、入れ歯のお年寄りにとっては
食べやすいものです。
逆に厚みがあるお肉や、ハム、焼き魚などは
噛みごたえがあり、入れ歯のお年寄りにとっては食べにくいものです。
しかし、ミートボールなどのお肉だけ食べているのも
問題ですよね。
なので、お肉を使用する場合は、なるべく細かく切ってから
調理するようにします。
また硬いお肉は叩いて柔らかくするのも良いです。
焼き魚は食べにくいので、
煮魚にして柔らかくしてからあげるのが良いですね。
魚に含まれるドコサヘキサエン酸やエイコサペンタエン酸は
ボケ防止にもなるといわれています。
サーモンやさばなど、柔らかくしてあげるようにします。
副菜
副菜は、お年寄りに不足しがちな栄養分を摂取するのにとても
大切です。
ビタミンやミネラル、食物繊維など、副菜がこの栄養の
鍵を握っています。
入れ歯のお年寄りにとって、食べにくいものといえば、
キャベツやレタス、たけのこやごぼうなどの硬いものや
噛んだときに繊維が口の中に残ってしまうものです。
野菜は基本的に硬いものが多いので、敬遠されがちですが、
栄養を摂取するためには食べないといけませんね。
また、りんごや梨などのフルーツも硬めなので
入れ歯のお年寄りにとっては実は食べにくいものなのです。
かといって、食べないとビタミンやミネラルが不足してしまうので、
入れ歯のお年寄りでも食べやすいように工夫してあげましょう。
野菜類は、食べやすい大きさにするだけではなく、
柔らかくするために、時間をかけて煮込んだり焼く必要があります。
また野菜の場合、野菜の皮は繊維質のために、
硬い印象があったり、挟まりやすいので、
なるべく皮はむいてあげるようにします。
調理のポイントとしては、
片栗粉などを使用してとろみをつけると、
食べやすいだけではなく、飲み込みやすくもなります。
いも類や根菜類も硬いので、
小さめに切ってやわらかくなるように加熱しましょう。
芋類はペースト状にすると、食べやすくなります。
入れ歯のお年寄り向けの献立レシピ
入れ歯のお年寄り向けのメニューを紹介していきます^^
さつまいも入りのおかゆ
お年寄り向けにはおかゆの方が食べやすいですが、
毎日おかゆでも飽きてしまいます。
たまには、おかゆにプラスしていれてあげると
飽きの解消にもなりますね^^
さいの目状に切ります。さつまいもの量はお好みで、
30~50gくらいが適量と思います。
2・さつまいもを柔らかくなるまで
煮て、柔らかくなったらご飯をいれて塩で味付けを
して、ご飯が柔らかくなるまで煮ます。
水が少なかったら調整してください。
さつまいのが入って、ほんのり甘いおかゆになります。
混ぜごはんという手もあります。
豆腐や野菜を一緒にいれて柔らかい混ぜごはんにすると
いつもと違った食事で良いですね。
参考レシピ
豆腐ごはん
引用:http://www.caresapo.jp/
鶏肉の蒸し焼き
鶏肉はタンパク質が豊富で、栄養価も高い主菜になります。
しかし、問題はお肉というのが、
噛みにくく、食べにくいということ。
繊維にそって切ることで、
鶏肉も食べやすくなります。
塩・こしょうを振っておきます。2・玉ねぎ1/4個を用意し、
繊維にそって、薄くスライスします。
3・玉ねぎで鶏もも肉をサンドするように、
お皿にのせて酒を大さじ2杯ふり、
電子レンジで5分ほど加熱します。
4・鶏肉にしっかり熱が通っていることを確認したら、
手で鶏肉を裂き、食べやすい大きさに切ります。
5・あとは玉ねぎと合えてお皿にのせます
ポイントとしては、食べやすいように細かく裂くことです。
できないと思っていた酢豚のレシピもありました^^
材料(2人分~3人分分)
・鶏むね肉…200g
【下味】
●醤油…小さじ1
●にんにく1/4かけ(3g)
●しょうが…10g
【衣】
▼片栗粉…大さじ3・たけのこ…1/2個(100g)
・たまねぎ…1/2個(100g)
・ピーマン…1個(50g)
・にんじん…1/2本(50g)
・しいたけ…2個(30g)
・水溶き片栗粉…適量
・ごま油…少々【合わせ調味料】
★砂糖…大さじ2
★酢…大さじ1
★醤油…大さじ1
★ケチャップ…大1・1/2
★酒…大さじ1
★水…100㏄
★コンソメ…1個(7g)
★塩…少々下準備
・下味、合わせ調味料は、それぞれ混ぜ合わせ作っておく。
・一口大に切った鶏肉を下味に10分つけておく。
・片栗粉を2倍の水で溶いておく。
作り方
①野菜を一口大に切りお湯に大さじ1の油を入れ硬いものから順にやわらかくゆでる。
②下味をつけた鶏肉に片栗粉をつけ170度の油で2分揚げる。
③フライパンに合わせ調味料を入れ煮立ったら、水溶き片栗粉でとろみをつける。
④①②の肉と野菜を混ぜ合わせごま油で風味をつける。
引用:http://nukumori-recipe.com/ ぬくもりレシピ様
まとめ
今回は、入れ歯のお年寄り向けの食事のポイントについて
まとめました。
入れ歯のお年より向けのポイントに注意して、
ご飯を作ってあげるようにしてください^^
具材を小さく、柔らかくするポイントに注意すれば、
料理の幅も広がると思います♪
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