つくしのアク抜きや下ごしらえの手順はどうする?
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春も間近に迫ってきたこの頃、
そろそろ つくし が顔を出してきますね。
皆さんは、 つくしが食べられるということをご存知ですか?
そうです、あのつくしです。
実は食べることが出来るんですよ♪
春のごちそう野草 のひとつなんです。
そのつくしですが実は、
下ごしらえはそんなに難しくないんです。
誰でもできるので是非知っておいてください。
野草を食べると、ああ春だなあ・・・としみじみします。
春にぴったりの つくし をご紹介いたします!
□つくしとは
春になると、湿気の多い土壌や
畑地に生え始めてくるつくし。
子供の頃、学校へ行く帰り道や、
友達の家に遊びに行く途中にいつも見かけましたね。
大人になってみると、 意外と集中してつくしを見ることはありません。
実はつくしはその構造から二つにわかれます。
栄養茎と胞子茎 に分かれているんです。
栄養茎をスギナ、胞子茎をツクシと呼びます。
食用になるのは、ツクシ・・・胞子茎の方ですね。
ちなみに、日本に生息するトクサ類で、
もっとも小柄なのがこのつくしです。
根が深いことが特徴で、それゆえに地獄草とも呼ばれます。
よーしつくしを取りに行くぞ!!
と 勇んだあなたはちょっと待ってください!
山菜として、春のごちそう野草として、
子供の頃と違った趣でつくしを採るのならば 二つばかり注意点 があります。
まず、 民家の近くでは採らない方がいいです。
理由としましては、ペットの糞や除草剤、
また、排気ガスなどが付着している場合があります。
なので、 絶対ダメとは言いませんが注意が必要です。
近所に昔から住んでいるお婆ちゃんなどがいらっしゃったら、
おススメの場所を教えてもらうのも一つの手ですね。
次に、 つくしの大きさです。
あまり大きくなってしまうと、
育ちすぎていて食用に向かない場合があります。
なので、 丈は10~15センチ程度。
そして、 節と節の間の短い茎。
さらに、 頭がよく締まっているもの。
この三つを抑えて採取しましょう。
このポイントを抑えて、それではいざ山へ進みましょう♪
☆つくしのアク抜き、下ごしらえ
つくしの下ごしらえは難しくありません。
ですが、 作業工程上指先が真っ黒になります。
そこは覚悟しておきましょう。
1.袴(ハカマ)を取り除く
ハカマとは、つくしの葉のようなものです。
茎に沿って巻かれている部分ですね。
これを、 丁寧に取り除きましょう。
残っていると、口の中に筋っぽいものがさわります。
2.大きな鍋で、たっぷりのお湯で煮る
しっかり沸騰したお湯の中につくしを入れます。
大体 10~15秒ほどさっとゆでましょう。
この際、 茹ですぎてしまうと食感を失いますので注意!
3.その後ザルにあけ、よく冷えた冷水で冷やします。
アクが気になるな・・・という方は、
水を 2~3回変えてしっかりと アク抜きをしましょう。
料理に使う際、水気をしっかりと切ることもとても大事です。
これで下ごしらえは終了です。
思っていたより簡単だったのではないでしょうか♪
春、何気なく足元に生えているつくしですが、
栄養素や効能も詳しく紐解いていきましょう。
↓↓↓↓
つくしの栄養素や効能については、
こちらのページからご覧下さい。
□食べるときの注意って?
つくしには栄養素のほかにも、
いくつか 注意すべき成分 が含まれています。
こちらもよく読んでから、食するに至ってくださいね。
アルカロイド、チアミナーゼ・・
あまり聞いたことのない部類の成分ですが、
多量に摂取すべきではない成分です。
なので、以下をよく読んでからつくしを食してください。
アルカロイド
単純に極端に言うと 生物に対して有害 です。
しかし、医学などにも使われています。
医学で使われているものは、 モルヒネ ですね。
また、アルカロイドは古代より使われている成分のひとつです。
2008年までに、12000種類のアルカロイドが同定されました。
詳しく知りたい方はこちらから→(アルカロイドについて)
チアミナーゼ
ワラビやぜんまい、デンジソウなどにも含まれるこの成分。
ワラビであれば十分にアク抜きしなかった場合に、
ワラビ中毒 というものを起こしたりします。
しかし、チアミナーゼは加熱すると消えます。
摂取しすぎた場合の効果としては、
脚気 を引き起こしたりすることもあるんだとか・・・。
1800年代にオーストラリアを横断した北欧人が、
帰路の途中生のデンジソウを主に食料にしたところ、
脚気を引き起こす事故も・・・。
なので、 つくしを食べる場合は加熱が必須です!!
加熱すればこのチアミナーゼは失活しますので、
十分に加熱してくださいね。
□まとめ
ちょっと怖々した紹介も混ざってしまいましたが、
基本的につくしは日本では安全に食することができます♪
気になる方は、信頼と実績を結んでいる、
つくしの全国発送などを行っている農家さんで買いましょう。
無農薬、無化学肥料などでしっかりと育てているところもあります。
ハウス栽培などはされていないので、
適切な時期に手に入れることが大事です。
また、お茶として商品化しているところもあるようです♪
なので、どういう状態のつくしを食べてみたいかによって、
手に入れる方法を変えてみるのもひとつの手です。
自分の手で採ったつくしを食べたい!
という方は、経験者の方と採取しに行くのもいいですね♪
皆さんどうでしたか?
あまり口にしたことのないつくしについて、
ご紹介してきました。
これを機に、是非一度考えてみてください♪
春に何げなく眺めていたつくしに、
今春はちょっとだけ近づいてみませんか?(´▽`)ノ
つくしが食べられる♪
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