柏餅の意味とは?葉っぱは食べるのが食べ方?保存方法はどうする?

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端午の節句の日に食べる風習のある地域も多く、
縁起の良い和菓子とされる柏餅。

柏餅という名前で全国的に知られていますが、
地方によっては使う材料もイロイロ違います。

柏餅の由来や歴史についてまとめてみました。

柏餅が生まれたのは

柏餅が食べられるようになったのは、
九代将軍徳川家重の時代 からだと伝わっています。

ということは、 1745年~ ということなので、
270年ほど前のことになります。

かなり古くから存在している和菓子なんですね。

柏餅の由来

柏餅は、ちまきと同じように、
端午の節句 に食べるお菓子です。

ちまきを食べるのは、
端午の節句が中国から伝わって節句 であり、
その風習も一緒に伝わってきたことからです。

柏餅に関していえば、
日本発祥の風習 ということになります。

柏餅というのは、 上新粉 で作った餅で
小豆餡や味噌餡などを包んだものです。

柏餅に使う かしわの葉 は、
新芽しっかり育つまで、古い葉も枝についたままなので、
その様子から、血縁が途絶えない(子孫が途絶えない) という
縁起の良いものだと言われるようになったからです。

関東で生まれた柏餅は、
関東地域に多く自生する ブナ科の槲の葉 を使っていますが、
他の地方に広まると、 他の植物 の葉を使うこともあります。

西日本に行くと、槲の葉が手に入らない地域も多いので、
必ずしも全国的に同じ葉を使っているとは言えません。

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かしわの葉を使う効果とは

柏餅に使われるブナ科の槲の葉は、
ほのかに 笹の葉のような香り がします。

これは、ただ縁起の良い葉だから使われたのではなく、
植物の持つ 自然の殺菌、保存作用を利用した ものと考えられます。

昔は、植物のもつ殺菌成分で、
食べ物が腐るのを防ぐ工夫 をしていました。

柏餅の葉も、少しでも 保存期間が長くなるよう に、
考えられたからだと思います。

柏餅の「柏」というのは、
ヒノキ科の針葉樹 のことで、
柏餅に使われる 槲とは全く違うもの です。

なぜ柏餅と名付けられたのかは
はっきりとはわかっていないようです。

柏餅の葉は食べる?

柏餅の葉を食べるのが正しい食べ方 というのは、
絶対に NG というわけではありませんが、
食べても美味しくないですし、
本来、 食べる目的で巻かれていない ので、
食べなくても良いです。

どうして迷う人がいるのか、
和菓子になじみのない世代は、
桜餅とゴチャゴチャに考えている からでしょう。

関西で生まれた桜餅は、
関東では 道明寺 と呼ばれていますね。

サクラの葉を塩漬けにしたもので
餅を包んでいます。

これは 葉も食べるのが正しい食べ方 です。

餡子の 甘さと葉の塩味のバランス で、
美味しく食べられるからです。

柏餅の葉は、塩味もないし硬くて筋が多く、
美味しくないです。

そういえば、皇室の料理人をされていた方が、
昭和天皇の時代 に、柏餅を出した時に、
初めて柏餅を召し上がられた陛下は、
葉も一緒に食べて「美味しくない 」とおっしゃったとか。

美味しいとか、美味しくないとか、
そのようなことは滅多に口に出さない陛下でも、
さすがに柏餅の葉は厳しかったようですね(笑)

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